どうで荘の放送室 第102回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第102回です。
(今回は土曜日の放送です!)
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見たりしながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板やオープンチャットに書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
藤村さん大好きコンテンツ「お悩み相談室」の回答をD陣も考えてみました。
D陣が、シャープさん・ヤンデル先生にご回答いただくものと同じ質問に答えています。
ぜひ、明日公開のお悩み相談室の回答とあわせてお楽しみください!
今回D陣が回答している「お悩み相談室」第17回の公開は明日です!お楽しみに!
藤村でございます。
ホントは昨日、日誌を更新するはずでしたが、すっかり忘れてました。
ずっと大阪にいます。
今日は神戸にある企業で嬉野先生と講演をしてきました。
私は親睦会にも参加して今、ほろ酔い気分で帰っているところです。
今日もいい日だったなぁー。
午前中はひとりで公園でモルックの練習をして。
明日はなんばハッチでモルックの真剣勝負。
よし、明日のためにもうすぐ寝るんで、日誌の続きはまた明日!
おやすみ!
☆
8月8日は大阪なんばハッチにて
パインアメのイベントに参加してきました。
メインはモルック大会。
そもそも、このイベントに私を参加させるために、読売テレビの西田二郎が、東京青山の公園に呼び出してモルックを初体験させたんですよね。
それが5日19日。
まんまとハマって、翌週の「ここキャン新十津川」にモルックセット一式を持ち込むと、コンテンツ事業部の面々もどハマりして、一気にモルック熱が沸騰していった、ということですね。
で、そのパインアメのイベントで、さらば青春の光森田くん率いるキングオブモルックチームと再び対戦して(前回の対決はMXテレビ「モルック大作戦」で7月末に放送済み)結果は負けでしたね。
そりゃ私のチームは初心者だらけでしたから、そもそも勝てるわけはない。
でもねぇ、この2ヶ月あまりをほぼモルックに捧げてきた私だけで個人戦ができたら、負ける気はしなかったんですけどねぇ。
ともあれ、明日からは登別で今年最後のここキャン。
モルックやりますぜぇー!
(2023年8月9日 藤村忠寿)
どうで荘の放送室 第101回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第101回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見たりしながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板やオープンチャットに書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・藤村さんが大好きな「お悩み相談室」、今回のテーマは「口コミ」でした
・おふたりの回答を分析する大家さん
・大家さんだったらどうお悩みに回答するか
暑い。おはようございます嬉野です。いやもう暑い。
いえ、もちろん私の住んでるところは札幌ですから、40℃に迫る酷暑に毎日襲われて、もうずいぶん長いこと酷い目にあってる内地の皆さんの迷惑な感じとは、そもそも比較にならない規模の暑さなのでしょうが、しかしそれでも暑い。
それはあれなんです。我が家にクーラーがないからなんです。だって札幌ってふつうだったら夏でもクーラーいらないんですよ。だって窓を開けたら日中だって涼しい風が部屋の中を吹き抜けますから。夜なんか風が冷たすぎて寒いから窓を閉めるくらいだったんですよ。いつだったか8月なのにちっとも暑くらななくてね、日中なのにビアガーデンで冷えたビールが飲めないくらい寒くて、って夏が続いてた時期だってあったくらいですよ。
ところが今年はそんな気配が全くない。
窓を開けても風なんかまったく入ってこない。
夜も戸外はムワッと蒸し暑い。
なので、とうとう我が家も30年ほど前に買った扇風機を出しましたね。東京に住んでた頃に買った扇風機なんです。
いや、もちろん今、東京の夏に扇風機だけで対応してたら熱中症になってしまうんでしょうけど、30年前はまだ東京でもギリ扇風機でも行けたんですね。いや、それでもギリでしたね。
ですから。そうね、今の札幌のこの蒸し暑さは、むしろ、私が小学生のころに住んでいた九州の佐賀の夏の蒸し暑さに近いんだろうなという気がします。ま、そう思えば懐かしい気もしますしね。
「いやいや、今日は30℃にもなるというとるぞ!いやぁ、世の中、おかしくなったなぁ」
と私の父が嘆きながらそのまま畳の上にステテコ姿で倒れていた夏休みを思い出しますね。あれはもう50年以上も前の話です。
50年前の日本人は30℃の暑さで、すでにビビったわけですね。その先の未来を知らないというのは可愛いですね。
小学生の私はそういう父を見ながら既に畳に倒れてました。立ってると暑いから。そうして扇風機が送り出す風にひたすらすがりついていたのです。
それでもね。我が家はお寺だったので屋内は一般家庭よりは遥かに広かったはずですから風通しも良かったはずなんですが、それでも蒸し暑い夏には風が入らない。今の札幌と同じでした。
とはいえ、夜になると戸外は冷たい風が吹いていて涼しかったのです。
当時の佐賀は水田が何処までも広がる農業の町でしたから、その水田に張られた水が日中に暑い太陽光線の熱を吸収してくれていたんですね。あと、水田に水を流し入れる水路であるクリークとか小川とかが町中にたくさん流れていましたから、あれらの水流が昼間の熱を吸収して海へ持ち去ってくれていたんでしょうね。だから夜は涼しかった。しかし現代のようにアスファルトが昼間の熱を吸収すると夜にはその熱をそのままそこで放出しますからどうしたってそこの町は冷えないまま翌日また太陽光に熱されてと、ひたすら酷暑に繋がる連鎖を引き起こしてこの非常識な暑さになるんでしょう。
だから、50年前も、日本中、夏は暑かったけど、その暑さはまだ常識の範囲だった。だから、家族で冷えたスイカを食べて涼んだり、見た目に涼しげな浴衣を着たり、耳に清々しさをもたらす風鈴を鳴らしてみたり、夕方になると蚊取り線香を炊いたり、打ち上げ花火を見たりと、夏には夏の風情というものがありました。
でもねぇ、ここまで非常識に夏が熱くなると、風鈴の音にだってイラつきますよ。「うるせえな!チリンチリン!」みたいに思えてね。
だから、風情は終わりましたね。いまやサバイバルになりましたよね。
だから東京の建築現場で働くおじさんたちはもうonちゃんみたいなファンのついた上着を着てますもんね。たしかにアレならそこそこ熱を逃してくれますもんね。よく考えるよなぁ。
ちょっと感心します。たしかに情緒やら風情やらではもうやってられないんだけど、今の日本の夏は、あぁいう工夫ですよね。サバイバルなんだけど、まだ工夫でなんとか楽に乗り越えていこうとしてますもんね。まだ、なんとか楽しんでる風が見える。ということは、アレもまだ風情なのかもしれませんね。
あれのお陰で、太ってない働くおじさんも、見た目は太って見えますもんねonちゃん状態だから。onちゃんだって、他の着てるだけの着ぐるみさんよりは幾分は涼めているのかな。
そう考えるとHTBは時代の先取りをしてたんですかねぇ。
ということでね、「話は落ちたね」ということにしていただいて。引き続き、暑い夏をサバイバルしてまいりましょう。まだまだ札幌は扇風機でやっていけますからご心配なく。嬉野でした。
あ!関西圏の皆さまに朗報!
8/5は玉田玉山の水曜どうでしょう講談が、関西圏で初の公演をやりますのでどうぞ納涼がてらお越しくださいませ。お待ち申しております。
あ!あと。「嬉野さんの浅煎りブレンド・急冷で作れるアイスコーヒー豆」が発売されております。暑い夏に浅煎りの爽やかな味わいでアイスコーヒーを作って爽やかな午後を体験してみませんか。コスタリカとエチオピアのブレンドでございますから味は保証つきでございます。以上。
(2023年7月31日 嬉野雅道)
どうで荘の放送室 第100回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第100回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
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☆今週の放送室☆
・どうで荘の放送室、祝100回放送!
・100回を祈念して放送室を少しリニューアル!皆様からのお便りを募集します!
・ちょっとしたお便りなど、以下のフォームよりお送りください。
藤村でございます。
日誌です。
玉田玉山先生がどうで荘の談話室に参加されましたね。
キャラバンで玉山グッズの物販を手伝ってくれる方募集!ということで。
玉山先生は、ホントにそういう客捌きとか会計とか、「あのーLサイズありますかぁ?」「あ、もう品切れです」みたいな対応とか、が不得手なんでしょうね。
逆に「すいませんが急ぎで講談をひとつ作ってほしいんですが」なんてリクエストに応えられる人はほとんどいないのに、玉山先生は「あ、わっかりましたぁ」なんつって割と簡単に請け負ってしまえるわけでね。
人は、自分ができそうなことを、自分のやり方でやっていれば気分は悪くないし、自分ができそうもないことを、それでもやらなきゃと思うと、気分が滅入る。
というわけで、玉山先生が不得手なことを「そのぐらいできますよ」と言ってくれる人を集めてやっていこうとしているわけで。
それは、この場所のとても良い使い方ですね。
まぁ2〜3人もいれば十分でしょうし、慣れた方がいればひとりでもできるでしょうし、大勢いれば賑やかでいいでしょうし、まぁゆるやかな気分でやっていただければと思っております。
さてわたくし、札幌にいるときはとにかく料理を作っております。「ここキャン」でもずっと料理しています。
私にとっての料理というのは、プラモデル作りに似ていて、作る工程が楽しく、だから簡単なものよりも少しばかり複雑な工程の方が良く、YouTubeの動画をお手本にして順番通りに組み立てていく、というね。
でも材料を少し変えたり、味付けを少し変えたりして、ガチガチのお手本通りには作らない。
そうやって作ると案の定、「うーん、まずくはないんだけど、どうだろうなぁ」と反省することしきりでね。
「だったら最初から全部お手本通りに作ればいいじゃないか」と思うでしょうが、ガチガチに決められた通りにやるのは、やっぱりそんなに楽しくない。
そうやって失敗して「反省する」という作業がそもそも私、嫌いじゃないんでしょうね。
反省するために、わざと違うことをやってみる。
今回の新作でも、嬉野先生の歌ってのがまさにそうで。「違和感があるだろうな」ということを見越して入れてみて、やっぱり多少は唐突感があったな、と反省してまた作り直してみる。この作業が嫌いじゃないんですね。
つまり「なにをやるにしても、ハナっから完成を目指してない」ってことですわ。ある程度の失敗を見越してやっている。
これはきっと自分なりの防衛策なんでしょうね。精神衛生上の。
失敗してもなるべく落ち込まないための方策なんでしょうね。
料理も結局、反省するために作ってるから、出来上がったらあっという間に食べて、もう明日は何を作ろうかと思いを巡らせている。だから、ずっと楽しく作り続けることができるんでしょう。
ということで、最近私が実際に作った料理の写真を載せておきます。どれもまだまだ未完成。
どうで荘の放送室 第99回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第99回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見たりしながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板やオープンチャットに書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・7月のどうで荘の談話室は大盛り上がりです
・ライブビューイングの感想や質問をたくさんいただいています
・嬉野さんお誕生日記念!お祝いのメッセージありがとうございます!
玉田玉山をお助けいただける方急募!
こんにちは。講談師の玉田玉山です。
この度のどうでしょうキャラバンに、どうでしょう講談を引っ提げて伺うことになったのですが、どうにも不安です。
ステージに不安はありませんよ。素晴らしいスタッフさん、熱心な好事家の皆さんが眼前に居並び、そしてドンとD陣が控えている。怖いものなど何もございません。
しかし何しろ一人で乗り込むものですから、お客様の対応や物販の時のあれこれを果たしてやりおおせるのかどうか。
正直に告白します。
僕にはきっと無理だと思います。
人が押し寄せていないにも関わらずパニックになること請け合いです。もし人が押し寄せるようなことがあればもう大パニックです。
僕は運営したり切り回したり事務処理する能力がありません。そういうことを企業側に見抜かれて就職できなかった男です。
就職できない、社会から必要とされない悲しさを水曜どうでしょうで癒しながら、なんとか生きながらえて講談師に流れ着いた男なのです僕は。
そんな男が、どうでしょうキャラバンと言う晴れの大舞台、一大イベントで物販などをやってみるという無茶、無理、無体、無法…!
あまりにまずいです。このままではいけない。
そこで一計を案じました。
ぜひともこの文章を読んでいるあなたにこの僕を手伝っていただきたい。
自分でできぬことは人に手伝ってもらう。他にやりようがないのです。
ですからこの度はキャラバンで僕を手伝ってくれるボランティア「玉田玉山ギャルズ(男性歓迎)」を募集いたします。
ギャルズ、とは言っておりますがもちろん男性歓迎。性別なんて関係ない。
ともかく合力してくれる奇特な方を募っております。
合間合間でどうでしょう話に華を咲かせようではありませんか。
そしてせめてものお礼ではありますが
【あなたのどうでしょうとの出会い、を講談にいたします!】
※希望者の方は当日わたしにお声がけください。出会いのエピソードをお伺いして、その新作講談をTwitterかYouTubeで披露いたします。
できない他のことをギャルズの皆さんにぜひともやっていただきたい。
僕は唯一できる講談でお返しいたします。
どうぞお力添えをよろしくお願いいたします!
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応募フォームはこちら
嬉野です。日誌です。
去年からHTBが夏の北海道で始めた「ここキャン北海道」も今年で2年目。年を経るごとに盛況となり、そこへ今年は藤やんがモルックを持ち込んで、今年の「ここキャン」といえば「モルックやってます」という雰囲気になってきておるのであります。
たしかに静かなキャンプ場で人々が和やかにモルックに興じる様を遠目に眺めながら椅子に座り独り風に吹かれる時間というのもまた幸せな時間なわけです。
そもそもモルックという競技はどうしたわけか初心者が強い。なによりモルックを持ち込んだ藤やん自身が読売テレビの西田二郎に誘われて初心者としてモルックに打ち興じていきなりの好成績を残すというその事実が彼をしてモルックにはまらせしむる要因となったという経緯があったわけで。こうなると今年のお客らもキャンプ場で初めてモルックという競技に参加してビギナーながら好成績を出して仕舞うものだから「モルック楽しい!」という印象となり帰宅された後でマイモルックを買って自宅近所の公園で独り練習に励むという熱心者も出てくるわけです。
私が今年、初めて藤やんからモルックのことを聞いたのは5月の日本全国HMV巡りの最中でした。「おもしろいんだよ」「運動神経とか体力とか特になくてもできるから子どもも年配者も一緒に競技できるんだよ」「それになぜか欲のない初心者がどんどんピンを倒すんだよ」「これはある意味、欲望で浮き足立つ自分との闘いでもあるんだよ」と、いろんなことを申しておりました。
で、その流れのまま、今年は「ここキャン北海道」になだれ込みましたから5月の末に私が参加した初回のキャンプ場「新十津川」にモルックはさっそく持ち込まれ穏やかなムードで行われていたのです。
ところが、それから1ヶ月後に私が参加した女満別の「大空町」会場となりますと、もはや様子は打って変わっておりまして、かつてはあったあの穏やかな雰囲気は今や微塵もなく、藤やんとHTBチームには真剣味ばかりがみなぎっており目つきも言葉も刺々しく彼らがチーム内でチームメイトに掛け合う言葉1つにも刺さるほどの鋭い棘と怒気が剥き出しで自チーム内の選手がミスでもしようものなら容赦なく刺し貫かれる言葉が浴びせられメンタルの弱いものなら側で見るだけでも怖気ずくほどで、藤村とHTBチームは「とにかく勝ちたい!」という意欲にどこまでもまみれてゆくようでした。
わたくしも大空町では、うれしのさんと女子3名チームで藤村さんとHTBチームと対戦しましたが、いきなり藤村さんの怒気の炸裂した言葉による威嚇を受け、そこはさすがに女子、最初は怖気ている風でしたので私がまず先陣を切りましたが、女子というものは始まってしまうとそのうち腹が座るようで、結局我々は藤村さんとHTBチームになんなく勝ち、爆笑の勝ち鬨を上げ溜飲を下げることになったのであります。
このあたり、散々我々を罵倒しておいてあっさり負けてしまうあたりが藤村さんのおもしろいところで。
ところが、この藤村とHTBチームがこのたび対外試合に挑み、世界ランク25位の北海道大学と対戦すると聞き及びますと、わたくしとしてもにわかに興味が惹かれまして、もしもこの試合の模様がHTBコンテンツ事業室が独自に立ち上げましたYouTubeチャンネル「始まらさったTV」で、中継でもするんなら、それはやっぱり気になるから見てしまうだろうなぁと思うのであります。
そこら辺の興味には、やっぱり、「ある意味、自分との闘いなんだよ」と言いながら、その実「どーしても勝ちたい」という欲の虜となり慎みなど忘れ相手チームに罵声を浴びせることも厭わないあの欲にまみれたムードのチームが、対戦相手に勝つにしても負けるにしても、どのようなメンタルをダダ漏れさせていくのだろうかというところに強く興味を惹かれるのではないかと思うのであります。
とーしたものか、とかく怒気あふれる発言で周囲を威嚇し場を荒らす、穏やかさのかけらとてない「藤村とHTBチーム」のこれからの行く末から、なぜか目が離せなくなるような予感が、早くも私にはするのであります。
そんなことなら一度はこの目で見ておくかと思われる方は、今年の「ここキャン北海道」、登別会場はまだ参加できそうなので、ぜひ貴方の裸眼で彼らの荒れっぷりをご覧になって、ついでにどのくらいの荒れっぷりか実際に対戦されてみてはいかがでしょうか。
やがてはYouTubeチャンネル「始まらさったTV」中継を始めるかもしれません。ご期待ください。わたしも今から期待しております。以上。
(2023年7月16日 嬉野雅道)
どうで荘の放送室 第98回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第98回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見たりしながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板やオープンチャットに書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・今週は雑談回。
・ちょっと前に話題になった出来事と、あれこれについてのお話です。
シャープさんとヤンデル先生の相談室
〜ただまぁ、打つ手はないです〜
第16回
「公式」の先駆・シャープさんと、つぶやく病理医・ヤンデル先生が!
悩みを聞くだけ聞いて解決しない相談室を架空のアパート「どうで荘」で開設。
様々な「相談」に、各自の持ち場から答えていただきます。
お悩みはこちらからお寄せください
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☆今回のお悩み☆
小さな医療機関で働いてます。 口コミのスルーの仕方で悩んでます。 先生の心が少し折れて復活しましたが、モチベーションをかなり折られた姿が気の毒でこちらに参りました。
簡単に申しますと腰痛をヘルニアと診断できなかったので、能力なしの医者(+酷い捨て台詞)です、とのことです。
ざっくり反論するとしたら、腰痛とは原因がヘルニアであれ狭窄であれまずは痛みをとるためにお薬やリハビリ安静で改善することも多く、収まれば病名はつきません。それでも改善しなければ、手術も視野に入れてMRI検査に紹介して精査となります。(小さい医療機関はココまで)ヘルニアはMRIで確定診断できますが、動ける程度の腰痛に対し、既往でもない限り初診からMRIは健康保険制度が許してくれませんので、MRIを持ってるような大きな医療機関は小さい医療機関からの精査依頼や明らかに重症で運び込まれた場合などに初診から検査をしてくれるのです。
つまり、この方はつぎの予約に来て数回経過観察していれば翌月にはウチからの紹介でMRIにたどり着けたかもしれないのに、ドクターショッピングをしたのか半年もかけてやっとMRIにたどり着き、なかなか口汚い口コミを書き込んでおられるのです。
なんでも一発で診断できるという期待に応えられてないといえばそれまでですが、不満をココにぶちまけてスッキリされている以外、本人も半年も痛い思いをし、医師をけなし、それを見てる人を不安、不快にさせて、全員損をしてます。このプラットフォームで言うのもなんですが、口汚い部分だけでも削除してもらいたいとグーグルにコンタクトを取ると、ビジネスオーナー登録をしろといわれ、登録をしたらページをより快適に運営するために広告料を払いませんかとお誘いが来ただけで、口コミの翌日には「マイナスの口コミ削除依頼受付けます」という謎の営業のfaxがガンガン入るし、クチコミ→削除申請→広告商法に狙われているのかなと別の危機を感じたり、勝手に土俵に上げといてみんな丸損させるプラットフォームもどうなんだろうと、もはや何に対して何をなやんだら良いかも分からなくなって、なんだかもんもんとしています。
シャープさんからこちらのコーナーをしり、いつも大事な勉強をさせていただいています。けなすことなくうまく言葉にまとめて右から左に流す心の持ちように導いて下さい。
PN: ぐーるぐる
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どうで荘にご入居のみなさま、ジメジメの候、いかがお過ごしですか。私は腰が痛いです。梅雨は関係なく、腰が痛いです。病院に行くべきか、やり過ごすか。ここ数日の私を悩ませる、いちばんのイシューです。
さて今月のお悩みです。腰痛を診る医療機関にお勤めの方から、ネガティブ以上の、誹謗な口コミを書き込まれた時の対処について、そこのお医者さまとともに悩まれています。口コミを書き込んだであろう人の診断の経緯や、そもそも腰痛の診断がどういう段階を踏んでなされるかを詳細に書いてくださっています。「なるほどな」と思うことが書かれていて、悩み相談であることを忘れてしまうほどに真摯でわかりやすい。しかしそれだけ、診療する側の科学や正当を長々と主張せねばならない、口コミの仕組みの理不尽さが際だってきて、そもそも匿名レビュー問題の根深さを感じさせられます。
かつてネット上の口コミは画期的な技術として誕生しました。それまで自分の声が届く範囲でしか伝えられなかった口コミが、不特定多数に、あるいは同じ対象に興味がある人に対して、広く、的確に届くようになったわけです。インターネットあるいはSNSによってもたらされた「口コミの可視化」というものですね。私も、口コミの力や価値は素晴らしいものだと思います。いままで買わされる一方だった消費者が、口コミの可視化によって「言うこと聞くよなヤツらじゃないぞ」から「言うこと聞かせる番だオレたちが」と大逆転したのです。
しかし一方で、口コミの可視化はスケスケで、見えすぎの域にまで進化しすぎではないか、と危惧する時があります。先ほども私は痛くて重い腰を上げ、では医者にでも行くかとざっとスマホで検索したところ、知らない誰かの怒りのレビューがドバドバと流入してきました。いいか悪いかを知りたいわけではない段階で、大量のネガティブを目にすると、そこから先へ進む気力を削がれることがあります。それが小さな買い物ならまだしも、医療や旅行など、行動することでしかはじまらない行為の未来を閉じるのははたして消費者の益なのか、私にははなはだ疑問です。
恋愛の失敗談や苦労話を見聞きするあまり、恋愛に億劫となる人は多いでしょう。しかし一方で、失敗を恐れすぎて恋愛に踏み出さない人に、われわれは滑稽さと哀れみを感じます。恋愛に踏み出さない人に滑稽さを感じるのは、われわれが恋愛の素晴らしさを知っているからです。しかし恋愛をしないという判断は、失敗しないとか損をしないという観点において、非常に合理的です。口コミが見えすぎる今を生きる私たちは、それとどこか似た状況に置かれているように見えます。
私たちは、他人の失敗談が人間の合理的判断に貢献すると考えがちです。なぜなら他人の失敗を知ることで、私たちは「自分の失敗を未然に防ぐことができた」と解釈してしまうからです。ほんとうはなにも得していないのに、損をする可能性をゼロにした時点で、われわれはうっすら得した気になってしまう。私たちは未来で失敗する自分に溜飲を下げる安堵を優先するあまり、他人の失敗談の真偽や根拠を疑った上で合理的に判断する合理性を忘れてしまうのです。合理的に生きることを求められる時代に生きる私たちは、合理性を追求するあまり、しょうもない合理性に満足してしまう危うさを知っておくべきです。
つまり現代人はネガティブなレビューを、読む前から欲望しているとも言えます。ネガティブな(しかも根拠が薄かったり間違ったりした)意見を書き込まれた相談者さんは、まずその欲望と構造を認めた方がいいでしょう。いやむしろ、諦めると言った方が近いかもしれません。どうやらネガティブな口コミは、そもそも見る側の私たちが欲望している。そしてネガティブな口コミを書く人も怒りとは別のところで、世間からの欲望を動力にしているように思えるのです。この構造は、書かれる側にとって、書く側と見る側と対峙せねばならない、絶望的に不利な建付けだと思います。
もはやネット上は、個別の声に対処する段階ではありません。個別に対処したところで、人間が合理的に生きようとする限り、ネガティブは前景化しつづけます。ネガティブが過ぎる口コミは、それを見たい欲望によって生まれ続けるのです。相談者さんは、見て見ぬふりを、どうか強い意志でもって貫いてください。人間が作り出すツールや構造に人間の欲望が反映される以上、「そういうもんだ」と前提しておくのが肝心です。ネガティブな口コミを書かれたり見たりする仕事柄の私は、ネガティブに引き込まれない諦念が大事だと、つくづくそう思います。
それにしても人間は、おどろくほど「やらない理由」を探す生き物です。行動する理由よりも、行動しない理由を探すのはかんたんです。行かない理由を探すために、行かないという合理的な判断をくだすために、ネガティブな口コミに人が集まるなら、その人たちはどっちにしろ「行かない人」なのです。もともと「行かない人」が行かない理由を探しているだけなら、これほど閉じた円環もないでしょう。それはもう、あなたとほぼ無関係な因果です。
行かない理由を探す人間はここにもいます。腰痛を抱えた私です。行くことにあらゆる難癖をつけながら、行く判断を先延ばしにし続けています。繰り返しますが、私たちには「行動することでしかはじまらない未来」というものがあります。だから人間は、行かない理由よりも行く理由を探せるようになってはじめて、自分は合理的だと言えるのです。そう自分に言い聞かせていますが、あいかわらず私の腰は重いのです。そういう非合理なわれわれに対して、合理的な判断と合理的な対処を行う医療者のみなさんは、安易な合理性に脇目も振らない姿勢を示してくだされば、それがいちばんの合理的態度かと思っております。ただまあ打つ手はありません。
こんにちは、誠にお疲れ様です。ご相談をまとめますと、「グーグルのサービスでひどい目に遭ってグルグル悩んでしまったぐーるぐるさん」、ということだと思いますので、さらにまとめますと、「グーグルぐーるぐる」となりますが、こういうのはまとめないほうがいいですね。まとめると細かな現場のニュアンスがふっ飛びますからね。ニュっ飛びますからね。まとめないほうがいいですね。
で、えー、まとめないほうがいいと思いつつ、お悩みの根っこにある構造を探りますと、ここには医療現場で高頻度に観察される、
という摩擦が存在しているのでございます。
えっそうなの? 問題はグーグルの口コミシステムのほうなんじゃないの? と思われるかもしれませんが……。
今回のケースでは、たとえグーグルが対処したところで、根本的な解決にはならない気がします。なぜならグーグルのコメントが削除されたとしても、その人はおそらく別の病院口コミサイトへの投稿をするでしょうし、Twitterに書き込んだり新聞に投書したりするでしょうし、最終的にはそれこそFAXを使ってでも嫌がらせしてくるのではないかと思われるからです。
感情発露の場を抑え込んだところで、実際に不満を育ててしまった人の感情まで抑え込むことはできません。
グーグルの口コミ、ヤフーのコメント、アマゾンのレビューあたりに対しては、ぶっちゃけ私も忸怩たる思いを抱えており、実際に泣かされた人も多数存じ上げてますので、もうちょっとなんとかならんのかと思うところではありますが、だからといってグーグルに突撃して口コミを個別に削除したところで、いたちごっこと申しますか、問題の根本がちっとも解決されないと言いますか。
なぜこの手の問題が解決できないかというと、これはもう、相当悲しい理由なのですけれども、現代の人の少なくとも一部は、「理不尽な悩み」を自分で抱えて終わりにせずに、他人に投げつけることで多少なりともストレスを発散させようとする方向へと「進化」してしまっているからです。ここでいう進化というのは、良くなったという意味ではなく、「選択圧によってある種の傾向が強まった」くらいの意味で使っておりまして、つまりはひでぇ話です。
もちろん、グーグルのようなプラットフォーム側がこのような状況を漫然と眺めていてよい、とは思いません。少なくともぐーるぐるさんの遭遇されたようなケースはマジでしょっちゅう見かけますし、あちこちで問題視されてもいますので、そのうち何らかの形で改善がもたらされるんじゃないかなあとも思っております。その意味では、まだ、打つ手はあります。でもその手を打つのは我々ではない(グーグルがやることです)ので、これについては今回の私のお返事では保留とさせてください。
我々が個別に打てる手としましては、ぐーるぐるさんも書かれてましたが、スルースキルを鍛えてやり過ごす……くらいですよね。きっと。
あなたのペンネームがグーグルでぐーるぐる、から、スルースキルですーるする、へと変わることを心から願っております。
さて、ここからが本論です。えっ、今ので回答は終わったんじゃないの? と思われたかもしれませんが、私はどちらかというとスルースキル云々よりも、現代の社会が抱えている、「最適解は素人にとっては到達し難い」という構造的問題に興味があります。さっき、簡単な図でご説明したアレを、あらためて再掲しましょう。
これをもう少し詳しく説明します。
まず、元・患者さんは、腰痛でけっこうな期間苦しんでしまったわけですが、医療機関からすると、「クリニックの診療にすぐにケチを付けず、ドクターショッピングしないでもう少し通い続けていればよかった」という、初見ではまず気づきようがない最適解があって、それに導かれなかったという悲しみが存在するわけです。
この患者さんが短気さえ起こしていなければ(たぶんそういうことですよね)、次、もしくはその次の外来で、しかるべき高次医療機関へ紹介できて、無事診断にたどり着けた可能性は高いと思います。
でも、医療の素人である患者さんには、そんなのわかりようがないと思うんですよね。
この「最適解」は、「たくさんの患者を見るほうの立場」でないと普通は思い浮かばないと思うんですよ。
そういう、「素人にはわかんねぇよ」っていう状況自体が、元・患者さんにとって災難の基となっていたと思うのです。
ところが元・患者さんはその後、嫌な目に遭ったからということで貴クリニックに八つ当たりしているわけです。陰湿ですし大人げないと思います。普通に悪人です。弁護の余地はないです。
でも、なぜそのような悪に身を委ねたのかと考えると、大本を辿れば、「専門家じゃないとわからないような最適解、ベストルート、ライフハックを知らなかったから」なんですよ。
ね。
「最適解は素人には到達し難い」問題。
根深いと思いませんか。
これは別に医療業界に限った話じゃないと思います。以下、想像の範囲で書いてみます。
(1)
客「このキャンプ場は虫が多すぎるのでみんな行かない方がいい。夜中に蚊が煩くて眠れなかったので中央ロッジで蚊取り線香を買おうと思ったが夜9時を過ぎたら閉まっていた。キャンプ場なのだから売店は夜通し開いておかないと意味がない。もう行きません このキャンプ場はクソ」
キャンプ場スタッフのひとりごと: 事前に連絡してくれればキャンプスペースに設置できる蚊取り線香セットを無償でレンタルできたのに……。日中に中央ロッジに来てくれればそういったサービスの概要はポスターで掲示してあったし、なんなら、サイト受付時にカウンターでも説明を受けているはずなのに……。このお客さんは、それを聞き逃していたんだよなー。
(2)
客「このレストランはフロアスタッフが口うるさいのでみんな行かないほうがいい。彼女の誕生日を祝うために歌を歌ったらほかのお客さまのご迷惑になりますと言われたが、歌ってはだめとはどこにも書いていなかったし公衆の面前で他の客に聞こえるようにそれを言われて恥をかかされた。マナー違反だろう。もう行きません このレストランはクソ」
ソムリエのひとりごと: もし、事前にお店に相談してくれていれば、他のお客さんにもあらかじめそっと周知して、途中で歌を歌うくらいの調整ならできたのに……。誕生日特製コースだって事前予約可能だったのに……。オンライン予約にはそういうときのために「備考欄」があるのに、このお客さん、気づかなかったのかなー。
(3)
客「このレコードショップは現代に即していないのでみんな行かないほうがいい。試聴機がないのに曲なんて選べない。そもそもサブスク時代にハードコピーそれぞれに金を取るなんて時代錯誤。はやく潰れろ」
元バンドマン・今レコード店員のひとりごと: 今の時代、レコードの価値って、曲という知財・データだけじゃなくて、ジャケットとかライナーノーツとかの「物」に宿ってる部分も多いと思うんだけど、そういうことをぜんぜん考えてないのかなあ……。それに、せっかく店に来たのなら、店主に好きな音楽の傾向を伝えてくれれば、似たジャンルのおすすめも紹介できたのに……。「試聴」みたいなオンライン向きのサービスで実店舗の良さを語られてもなあー。
まあざっと書いたのでちょっと雑ではありますが、こういったトラブルやクレームの類いは、どこの世界にもありそうですし、貴クリニックの状況と多少似ているのではないかと思います。
店員側は「もっとうまく使ってくれればいいのに」と感じていますし、コアユーザーではない客は単純に損をしているんです。
ぐーるぐるさんのおっしゃるように、
「不満をぶちまけてスッキリする以外、本人もいやな思いをし、店/医者をけなし、それを見てる人を不安、不快にさせて、全員損をする」。
悲しい連鎖ですよね。なんとかなりませんかね。
うーん、そうですねえ。
なんか、厳しい気がするなあ。これぞというドンピシャの解決策はないのかも。
でも今、ふと思ったんですけど、少なくとも今回のぐーるぐるさんの投稿をご覧になった方は、「なるほど腰痛ってそんなに一発で診断できるものではないんだな。」と理解していただけるかもしれませんね。
たとえば、これを読んでいる人の中にも、将来、けっこう激しい腰痛に苦しむ人がいるかもしれません。
その人が、お近くのクリニックに行って、「まずは症状をとる治療」からはじめて、でもなかなか腰痛が良くならなかったとして、そこでブチ切れて、「なんだこのヤブ医者! もういい! ほかの病院で見てもらう」とドクターショッピングを開始して、半年くらいさまよって……とならずに、「そういえばどうで荘で読んだけど、このクリニックときちんと相談すれば次の一手を打ってくれるかもしれないんだな。」とかなったら、それはなんか、情報を共有できてよかったな、ってことになりますね。
さらには、この記事が掲載されたあとに、世の中で多少なりとも、「理不尽なクレームってあるよねー」みたいな話題が盛り上がったり、「病院に対する口コミってたまに偏ってるけどどうすればいいのかな」みたいな対話がなされたりしたら、それはそれで、なんというか、良かったなあとも思います。
ぐーるぐるさんはお悩みの最後のところに、「もはや何に対して何をなやんだら良いかも分からなくなって、なんだかもんもんとしています」と書いてくださいました。
そして、もんもんついでに、解決しないことに定評のある当コーナーに投書してくださったわけです。
答えのなさそうなどうしようもない悩みを投げ捨てる場として、どうで荘は立派に機能していますね。
フフッちょっとうけますね。
うけてはだめですね。
我々はここで、投げやりにお悩みを左から右へただ放流して、最後を「打つ手はないです」で締めるというしょーもない文章を書き続けているわけですが、そのような、「お悩みを一発で回答しない」というスタンス、ある問題についてダラダラ時間をかけてみんなで様子を見ていくというやり方が、「瞬間的に診断・治療!」には絶対に結びつかないのですけれども、何らかの解決……というか妥協……というか軟着陸……につながる可能性は、ゼロではない気がしますね。
今すぐに「最適解はこれだ!」と申し上げることまではできないんですけれどもね。
ぐーるぐるさんが今のお悩みをこうして不特定多数の方の目に触れさせたことで、なんか、どこかの誰かにとって悪くはない変化は起こるかもしれませんね。
すみませんね、こんなことしか言えないですね。
でもなんというか、ぐーるぐるさんのこの投稿によるお悩みの吐露と世間へのわずかな問いかけが、なんだかんだで一番効果があったね、将来の悲しいすれ違いをひとつ減らしたね、って感じの夢を見ても、我々、バチは当たらないんじゃないかって思うわけですね。
というわけで、まとめますと、「お悩みを送ってくださってありがとう」となるわけですが、まとめるとここまでのニュアンスがフッ飛んでしまうのでまとめないほうがいいですね。というわけで今回もやっぱりまあその打つ手はないです。
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【回答者プロフィール】
山本隆博
@SHARP_JPの運営者。どうでしょうをサラリーマン目線で見直すのが好きです。
病理医ヤンデル/市原真(45)
好きなどうでしょうはユーコンです。
どうで荘の放送室 第97回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第97回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見たりしながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板やオープンチャットに書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・どうゼミ第14回は政治学者の木寺元先生をお迎えしました
・D陣が感銘を受けた木寺先生の「政治」の考え方
・藤村さんの老後のプラン・・・?
日誌です
なぜ?
みなさん、今日の日をドキドキしたんでしょうか
楽しみ!
とか
ワクワク!
とは違う、ドキドキ、妙な緊張感が、各個人に、この数日間、なぜかあった
そして今日、少し早めに家を出てしまって、映画館に行った
するとそこには、同じような気持ちを纏った人たちが、そこかしこで緊張感を保ちながら、ひとりづつ佇んでいる
その姿を見たとき、ようやく、こんな気持ちでいたのは自分だけじゃなかったんだと、安心をしたんじゃないだろうかと、想像してます
そして、言葉を交わさずとも、劇場のロビーでようやく
「よし!楽しもう!」
という気持ちにスイッチが入った
そうなればもうみなさん、これから始まる本編の内容がどうあれ、こんな高揚感を味わっただけでもう十分、というふうに、上映が始まる前に、みなさんが納得してしまったような、そんな空気感を私は感じました
でね、
私もこの一か月あまり、妙な緊張感があって、毎夜、パソコンに取り込んだあのエンディング映像を何回も何回も夜中にひとりで再生して見てました
そして毎晩、大丈夫、これがあれば、お客さんを安心させられる
鎌倉殿さえ見てもらえば、このクオリティーに納得してもらえる
糸ようじ、わかってもらえるかな
いや、わかるだろう
その一点だけに望みを託して眠りについていました
そして今日
私も
いつもならギリギリかちょっと遅れて現場入りするのが常なのに、なぜか家を早く出てしまって、サッポロファクトリーの入口に来ました
すると、思わず笑ってしまいました
私の視線の先に嬉野さんがタクシーから降りてきたのが見えたんです
ははは!なんでおんなじタイミングなのよ!と
声は掛けなかったけど、あー同じなんだなぁと、そこで私も安心したんです
よし!楽しもう!とスイッチが入った
みなさんとまったく同じでしたわ
もうホントに一緒
ただ、やっぱり本編の内容的には少し不安はありましたよ
とはいえねぇ、やっぱり「めっちゃ面白い!」までは行かないだろうなと
ライブビューイングの雰囲気が、楽しかったと
それで良かったんじゃないですか、という感じで落ち着くだろうなと予測してました
ところが、劇場内の雰囲気が楽しかったのはもちろんだけど、「本編こそ面白かった!」と言われて、そこが自分の中では、今、整理がついていないところです
ホントに?って
あさって4日、だから、住民のみなさんに、そこを教えてもらいたい
ネタバレオッケーの飲み会で、あなたたちの言葉を聞きたい
うん
一仕事終えた今日は、寝れませんわ
また今日もエンディング映像を何回も見て安心しないと、眠れませんわ
(2023年7月2日 藤村忠寿)
どうで荘の放送室 第96回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第96回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見ながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板やオープンチャットに書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・第2回「水曜どうでしょう藩士にしか伝わらないモノマネをラパルフェさんが藤やんうれしーに見せる会」終演しました!
・大盛況だったイベント会場と、終演後
・よりパワーアップした第3回も開催される・・・かも?
イベントの模様は、どうで荘入居者は全編フルでお楽しみいただけます!
嬉野です。日誌です。
さて、わたくし、すっかり日焼けしまして。それと言うのもこの週末、つい昨日までの木金土と2連泊でHTBコンテンツ事業室が主催しますキャンプイベント「ここキャン北海道」に参加していたからでありますよ皆さん。
今回のキャンプ地では割と曇ってる時間が長かったんですが寒くもなく暑くもない、あまりにも理想的な気候でね、日中はずっと表にいましたから、なんとも良い具合にこんがり焼けたんですかね。
今回で、私としては今年2回目の「ここキャン」参加でしたが、今回のキャンプ地は、とにかくやたらと居心地が良かったですねぇ〜。
女満別なんて道内人には少々遠いところなんですよ。でも、湖のほとりにあることでキャンプ場のどこからでも湖が見えるという常に視覚的に開けたビジュアルと林の中にあるので木に囲まれている自分が何かに守られてでもいるかのような安心感もあったのか、そこへ湖から吹いてくる風が心地よくて、ついでにその心地よい風が人を刺しにくる虫も追い払ってくれてなおさら居心地が良い。わたくしは近くに置かれておりましたHTBのコットに座りましたら思わずそのままゴロリと横になってしまって、そしたらもう伸びちゃったままの姿勢で「あぁオレの人生は充実してるじゃないか」と、まったく何もしていないのに心底思えてしまい、すでに悩みは無し。あるのは「この今という時間の中で頭のてっぺんから足のつま先まで感じている幸せのみ」と思えて、わたくしはあっという間に女満別湖畔キャンプ場の自然環境に「生きてて良かったよね〜」と説得されてしまったわけです。
まったく人生の充実感なんて、いきなり転がってるものなんですね。そこに居れば寝っ転がった瞬間から人生が充実してしまうんですからね。
「なんだそーか、自分の内面なんか鍛えなくたって心地よい環境にさえ出会えば、あっという間に外から充実させてもらえるんだ」と、わたくしは自分の体験というものの説得力の強さに驚いたのであります。
まったく体感というものは侮れん!
とにかく皆さんにこの数日で感じたあのキャンプ場での素晴らしさを伝えたくてさっきから言葉を探すのですが、これがいくら考えても何も思い浮かばないんですね、途中でめんどくさくなっちゃって(^^)人間、ハッピーになると色々がめんどくさくなるんですね。だって未だに気分いいもんで。あぁつめりこれをリフレッシュというのかもしれませんね〜。ろくでもないものは私の心の中から完全に押し出されてしまって今やわたくしの心の中は「気分のいい気」だけで満たされてるってことですもんね。
札幌から、片道、車で5時間近く掛かってしまいましたけど、私も含めた参加者全員が道東の網走湖の中にあります女満別湖畔のキャンプ場で、至福の体験をして。「あぁ、何らかの条件がそろえば、人というのはそこに居るだけで人生が充実してしまうもんだと、あっさり納得しましたね。
しかも今、北海道は初夏です。それも夏至を過ぎたばかり。ですから1年で1番昼間の時間が長いときです。なので中々日も暮れなかった。日が長いと気持ちがのんびりするんですよねぇ。おまけに食い物が美味すぎた。地元の方からいただいた豚が、もう、食感といい味といい、うま過ぎて。あと、シジミです。どうして田舎はどこもかしこも食べ物がうまいんだろうとわたくしはいつも思います。これも至福。
女満別の辺りといえば、たしか「212市町村カントリーサインの旅2」でロケに来だと思います。あのときはたしか大泉くんが暴れる「牛の仲裁」をしたと思いますね。あのときのロケで我々は能取湖湖半の宿に泊まりましたね。たしか1997年の秋だった🍂気がします。そんな「思い出の能取湖」の隣の網走湖の中にある女満別湖畔のキャンプ場で、26年経った今、私は至福の時間を得て週末心が開いちゃっで日焼けもしちゃったという話ですね。
そういえばね、今回のキャンプ地は遠過ぎたので、うちのスタッフも事前にロケハンには行けてないんです。
なんで、ずっと現地の状況は分からないですと不安げに言ってましたが、でも、来てみたら環境が良過ぎてびっくりで大当たりということで。こういうのは人生にもありそうですね。
自分に居心地の良い場所と巡り会えるかどうかということも自分だけの嗅覚ではなかなかたどり着けなかったりするわけです。つまり、行きたいところにだけ行っていては、今回みたいな体験に遭遇できないかもしれない。
なんで、たまには誰か他人が主催するキャンプイベントにふらりと出かけて行ってみたりすると、実にあっさり至福の場所に辿り着けたりするわけです。今回の参加者が全員そうですよ。そうなれば、たまにはオノレの主体性を誰かに預けて他人に流されてみたら、こういうまぐれ当りの出会いに遭遇してあっさり幸福と出会えてしまうこともある。それを思えば、それが「ここキャン北海道」に参加する意味でもあるんだなぁと、わたくしは思いましたね。今年も後まだありますから、お時間の許す方は、思い切って参加してみたらどうです?(^^)と、宣伝しております。