【どうで荘限定受付】ラパルフェ×水どうD陣コラボイベント申し込みページ
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藤村Dからのメッセージ
「もちろん大泉さんのモノマネがメインだけど、実はミスターさんがかなり似ている、という衝撃の事実を現場で確認せよ!」
YouTubeコラボから生まれた企画がついに実現!
コラボ第2弾の際にラパルフェさんが披露した「水曜どうでしょう藩士にしか伝わらないモノマネ」。
それを見た藤村Dが発案した、藩士の前で実際にモノマネを披露するイベントが実現!
目の肥えた藩士の皆様の前でも、気鋭の若手コンビは好評を得ることができるのか!?
そして!今回はイベントにもっと積極的に参加できるお得な「S席チケット」をご用意!
かぶりつきでイベントをご覧いただける上、「投げ銭がわりのサイコロ」を投げてラパルフェさんを応援できます。
※サイコロの数はラパルフェさんへのボーナスに直結します。
☆どうで荘入居者の方は、本ページからのチケットお申し込みで
・一般チケットなどが20%OFF!
・アーカイブは無料で見放題!
でお楽しみいただけます!
S席チケットには割引は適用されません。予めご了承ください。
あけましておめでとうございます!
大家の藤村でございます。
年末年始は、LINEグループへのみなさんの投稿が不思議な連帯感を醸し出しておりまして、眺めているだけで「あーいいじゃない」と思った次第でございます。
今年も郵便局でバイトする次女は帰ってきませんでしたが、長女と長男は帰ってきましてね、恒例の元旦食いまくりビュッフェを堪能してまいりました。
もう往年の食いっぷりは影を潜め、ゆっくりとワインを飲みながら、少しずつ美味い料理を取り分けて楽しんで、それでも大満足でございました。
さて年が明けて2023年。
今年は2月末に大阪マラソン、その翌週には大分竹田で名水マラソン、さらに続けて福岡で初のHTBグッズショップ出店、そして水曜どうでしょうの新作の放送、5月から8月までは「ここキャン北海道」でテント生活、9月からは「キャラバン」、さらにその後は藤村源五郎一座の大阪での公演も画策しておりまして、また楽しい一年になりそうです。
コロナのおかげと言っては語弊がありますが、しかし、こうやってみなさんとお会いしてイベントを開くことがどれだけ楽しいことだったか、改めて実感した一年でしたので、今年もまた常に初陣のつもりで全力で事にあたっていこうと思っておる次第でございます。
ではみなさん!
今年一年もまた楽しく過ごしてまいりましょう!
(2023年1月1日 藤村忠寿)
どうで荘の放送室 第75回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第75回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見ながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板に書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・年季明けをされて、どうで荘の大忘年会でも講談をしていただいた玉田玉山さんをゲストにお迎えしております。
・「どうでしょう」は古典芸能と相性がいい?
・今後の展開が楽しみな「どうでしょう講談」
1月8日の「どうで荘の大新年会」でも玉田玉山さんにご出演いただきますので、どうぞお楽しみに!
玉田玉山さんの情報はこちら
そして、2022年の放送室は今回が最後になります。
お聴きいただきありがとうございました!来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうで荘の年越し談話室(オンラインのみ)のお知らせ
紅白歌合戦、元日、初夢…年末年始の様子をお互い報告しながら住民の皆さんで気楽にチャット雑談しましょう。大家さんも出現して直接チャットができる期間限定の談話室。
昨年大好評&皆様からの多数のご要望をいただきまして、この年末年始も開催することが決定いたしました!
日時:12月31日(金)~1月3日(月)
※事前にグループに参加いただいても問題ございませんが、投稿は上記期間中内のみでお願いいたします。
形式:オンライン
参加方法:以下よりご参加ください!
オープンチャット「藤村嬉野どうで荘の年末年始2022〜23」
「オープンチャット機能」は現在LINEにご登録いただいているお名前やプロフィールを知られずに利用できる機能です。詳細につきましては以下をご確認ください。
どうで荘の大忘年会 住民限定視聴用ページ
こちらは12月27日(火)19時開演の「どうで荘の大忘年会」のアーカイブページです。
※上記のページはどうで荘住民限定の公開ページになります。どうで荘の外への共有・公開は絶対におやめください!そういった行為が発覚した場合、強制退去(退会)いただく場合がございます。
嬉野です。本日千秋楽を迎える藤村源五郎一座「神面記」を、今週の月曜日に見物してきましたが、これが、良かったんですねぇ。上演時間は70分と意外とあっさりした尺だったのですが、見終わって満足感がありました。
物語は織田信長が京都の本能寺で家臣の明智光秀に謀叛の襲撃を受けてその生涯を終えるという本能寺事件に想を得たお芝居ですが、今回は「藤村源五郎一座」お馴染みの笑いがいっさいなかった。しかし、笑いを省いたことは大事なことと思えました。
去年も見に行きましたが、そのときはまだ過去にやった笑いのネタが随所に残っておりました。私、ネタを知っておりますだけに「これをやるならオレの講談で前振りしてからの方がもっと素直に笑えるはず」と見物しながら思ったものでした。だから「この笑いネタはもうやらない方がいいだろうなぁ」と思い見ていましたら、今年の舞台ではそういう笑いが省かれいっさい無かった。さすが藤村さん。
笑いも、ある程度、観客に状況を分からせてでないと笑いはおきないものと私は思いますから「やるなら」笑いの分だけ情報も入れることになり、笑いが増えれば単純に芝居が長くなり、とても70分では終われない。加えてお芝居も物語で見せようとするなら、これもまたいろんな状況をその都度観客に分からせてでないと物語は面白く見せられないから、これもまた70分では終えられない。
でも、今年の「藤村源五郎一座」は70分で客を満足させたのです。
そうなると、そこには客に体感させる効果がふんだんにあったと思わせられるのです。
例えば、去年から取り入れた客席と舞台とを仕切る紗幕の存在。単純な御簾のようであれの効果は大きいのかもしれない。あの紗幕がフィルターとなり役者たちから生々しさを隠し、舞台からも客席からも時間や場所すら超越させる効果があるのかもしれない。だからこそ目の前の舞台が今のことだと思えなくなってゆき、やがて、ここが何処だかも分からなく時間を曖昧なものにさせてしまうだけに時代劇芝居に向いているのかもしれない。
そして、その紗幕に立体的に投影される文字、影、映像。そして紗幕の奥で展開する激しい殺陣、力強く優雅で迫力あるダンス。そして役者たちの立ち姿、声音、セリフ芝居の言葉の中身、情感。それらが見る者の語感を刺激して良い感じに活性化させていたのだと思います。
しかしながら、いかんせん私という人間の理解力が今ひとつゆっくりなので、観劇しながら細かいところはほとんどこぼれ落ちて何を見てきたのかを忘れているわけで。しかし、その時間は心地よい70分間だったとだけ印象は記憶しているということです。
芝居展開に破綻がなく、おそらく藤村さんは随所にいろんな効果を盛り込んで話を展開させていたはずと思いますが、私ばかりがそれに気づかず長閑に観劇していたということかもしれませんが、ならば、それとてこぼさず掬ってしまう体感的な効果もまた同時に与えていたと思われるのです。このことこそ、私は芝居としてデカいと思いました。だっていろんな人が見にくるんですから、ひとつの入り口だけでは足りないのです。
何にしても私は「藤村源五郎一座」はまさに途上にいるのだと感じました。
「なんだよ!まだ途中なのかよ!」と藤村さんは瞬時に私の発言にリアクションしましたが「いや、そうじゃない。そういう途上じゃない。何か、進むべき道を見つけちゃったんじゃないの? という意味での、途上です。だから次がまた楽しみだと思ったのです。この道を進んでいければ何処かで開けた土地に出る、1つの完成形となる」そう、予感した舞台だったということです。
劇のクライマックスで、白い寝巻き姿で、他の誰よりも迫力を出しちゃっているオッカナイ織田信長が、すぐそこに凄んでいたんですが、「あ、でも、あの人って、サラリーマンなんだよなぁと不意に我に帰ったときの一瞬の可笑しみもまた、あの一座の芝居を見る時の醍醐味であることは相変わらずで、それもまた良かったのでございます。
あ、そうそう。藤村さんの次女のふーちゃんの抑制の効いた芝居が今回ヤケに良かったのには我ながら驚きました。ふーちゃん。そんな目もあるんだね。お見それしました。やっぱり人というものの評価は軽々に答えを出せるものではないんですね。
藤村でございます。
大阪で藤村源五郎一座の公演中でございます。
最大で40名までしか入れない狭い空間で、お客さんの数センチ先で芝居を見せる、殺陣を見せる、ダンスを見せる、その空間全てを舞台に仕立て上げる、ということをやっております。
普通の劇場では出来ないことをやろうと思っておりますので、実際にここへ来て見てもらわないとわからないし、我々自身もお客さんの反応を見ないと良し悪しがよくわからない。
でもまぁ、あんまり難しい方向には考えず、源五郎一座は、楽しく舞台を作り上げることのみを考えて邁進しております。
21日と25日は完売しておりますが、他の日はまだ入れます故、来てみてくださいな。
どうで荘の放送室 第74回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第74回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見ながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板に書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・サッカーW杯で盛り上がったどうで荘の談話室
(※12月4日に収録しています)
・藤村さんによる今回の予選グループEの分析
・人類が滅びるのは、自滅するとき?
皆さんも、些細なことやお出かけの記録など、ぜひ談話室・掲示板に投稿してみてください!
※来週の放送室はお休みします。
シャープさんとヤンデル先生の相談室
〜ただまぁ、打つ手はないです〜
第9回
「公式」の先駆・シャープさんと、つぶやく病理医・ヤンデル先生が!
悩みを聞くだけ聞いて解決しない相談室を架空のアパート「どうで荘」で開設。
入居者からの「相談」に、各自の持ち場から答えていただきます。
☆現在、入居者の皆様からのお悩みを大募集中!
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☆今回のお悩み☆
父が67歳で定年、再雇用でまだまだ働くサラリーマンです。平日は仕事、土日はパチンコと忙しそうですが、母が仕事辞めない?ゆっくりしたら??と父に話します。ただ、父の生きがいは仕事であり、その他はオプションなので、やめた後の反動が気になります。私は仕事は続けてほしいと思うのです。なぜなら、生きがいだけでなく、熱意で生きるタイプなので。父は高卒で、学歴を忌み嫌っていて、子供は大学へ!と話し、私は大学に行けました。またマイホーム購入で67歳で一軒家をガッツリ買うと話しております。すごい父親をもったなーと誇らしく思います。母の意見もわかるし、父の性格もわかるので、悩ましいです。母や父にどんなアドバイスやコメントをすれば良いでしょうか。。
(PN:きむら さん)
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毎度お世話になっております。
これはですね、きむらさん、分身しましょう。一人でやることではないですね。なぜなら話を聞く相手がここには3人いるからです。なので3体になってください。きむらA、きむらB、きむらB’(ビーダッシュ)とお呼びします。
きむらAさんへ:
あなたはお母さん担当です。今回のお手紙で最初に、「背中にそっと手をあててお話をおうかがいしたい」と私が個人的に思ったのがお母さんなので、まあ全員にちゃんとお話は聞きたいんですけれども、やはりまあ筆頭はお母さんです。お母さんの「意見」はきむらさんご自身もよくおわかりだと思います。それは「仕事辞めない? ゆっくりしたら?」ということですよね。しかし、これは直感ですが、まだ十分にお母さん自体の「感情」を聞き取れていない気がします。「なぜお父さんに仕事を辞めてほしいのか、なぜゆっくりしてほしいのか」の部分を解像度5000倍くらいでクローズアップしましょう。ズームが甘いと「さみしいから」みたいな話で終わってしまいますけれど、それだと、いやいやまあ人間誰もがさみしいんでしょうがないよね、みたいな塩対応になってしまいがちでよくありません。そうではなくて、お母さんご本人の口から、「お父さんに仕事やめてほしいのはなぜ?」「お父さんが仕事やめてゆっくりするとなったら、どうしたい?」「お父さんが仕事やめない、けど、お母さんの言うこともまあわかるよって言ったとしたら、次に何を言いたい?」みたいに、お母さんが語りたいこと、あるいは、まだ語っていないこと、もっと言えば、言葉にできていない情動的な部分を言葉にするお手伝いまで含めて、しっかり、じっくり、余すところなく、いやまあこれはそもそも終わりもなく途方もないんですけれど、とにかくじっっっっっっっくり聞いてみましょう。そこを丁寧にやるというのがきむらAさん、あなたの役目です。
きむらBさんへ
あなたはお父さん担当です。お母さんから「仕事辞めない? のんびりしたら?」と言われているとき、お父さんはどういう感情でいらっしゃるのでしょうね。「いちいちうるせぇなあ」と思われているのか、「いつもそうだったけれど心配しすぎだ」なのか、「いや、大丈夫だ、もっともっと幸せにしてやる」なのか、可能性としてはいっぱいあるんですけれども、そこ、まだ見えていない話があるかもしれません。気丈に振る舞う裏に不安が控えていないでしょうか。なんとなく大丈夫そうな雰囲気をきむら(合体バージョン)さんの文面から読み取れますが、「お父さんは熱意があるから-大丈夫だろう」の、熱意がある、の部分と、大丈夫、の部分をすぐに繋いでしまうのは尚早かなとも思います。幸い、先ほどきむらAさんがお母さんとじっくりお話をされるとのことでしたので、それと同じくらい……とは言いませんが三分の一くらいの時間をお父さんにもぜひ。それがきむらBさん、あなたの役目です。
きむらB’さんへ
「そこはきむらCでいいだろ!」とツッコんでいただきたかったのですがツッコめましたか? さておき、あなたは「あなた自身にお話を聞く」役目です。67歳でまだまだ働いてこれから家を一軒! というエネルギッシュなお父さんと、それを心配そうに見つめながら控えめに自分の主張もなさっているお母さん、両者の間であなたはいったいどういう精神状況なのか。私はですね、個人的には、あなたも話を聞かれるべき存在ではないかなと思いました。仲の良さそうなご家庭で、「大学も出していただいて」、感謝こそあれ不満はないよ、というくらいの雰囲気を感じますけれども、お父さんとお母さんの微妙な差みたいなものを間に立って眺める人間には、死にゃあしねぇけどさ、ちょっとした「微細な引き裂かれ」がある気がするんですよね。いや、死にゃあしねぇんだけどさ。そういう引き裂かれ、もっと気軽に誰かに聞いてもらっていいと思います。死にゃあしねぇけどさ。
今回こうして、一切解決するつもりがない破天荒なお悩み相談企画にメールを送って頂いたのは大英断だったなと思います。お父さんやお母さんが送ってきたわけではなく、きむらさんがメールを送られてきたのですから、私はきむらさん自身のことが少し気になった、というわけです。そういう相談ムーブ、あなたはもっと頻繁になさっていいと思いますよ。もっとも、話し相手もそうそう潤沢に世に満ちあふれているわけではないので、困りますよね。ただこの度、機会あってあなたはすでにAとBとに分裂しておりますよね。だったら、Bさんの一部のエネルギーを借りるくらいの勢いで、「お父さんと向かい合うときのあなたの影」みたいな役割を引き受ける、B’さんにも登場して頂いたわけです。きむらB’さんは、あなた自身の話をもっとじっくり聞いてあげてください。
はい、今回のお悩みに関する私からの感想は以上です。全体的にもっと話をしましょう。「もっと話をする」は令和の流行語大賞にしてもいいくらいだな! と今の私は確信していますが、よく考えると、かつてとあるバラエティ番組が、局所的に流行語大賞にしてしまったセリフ、「腹を割って話そう」というのは、あれ……すばらしいですね……感動するな……。話をしてください。でもだからと言って基本的にはとっくに大人のお父さんととっくに大人のお母さん、最終的にはその二人の問題、というかコミュニケーションのきっかけがコトの本質なのであって、できればあなたは聞き役に徹して、今後は当事者であり続ける必要はないんじゃないかなーとも思いますので、だからひとまず現時点で打つ手はないです。
どうで荘にご入居のみなさま、師走いかがお過ごしですか。私はダメです。年々しんどい。起こったことに対処する、頼まれたことをやるという、熱意も意識も低い仕事ルールを敷く私に、気力と体力の低下が追い打ちをかけます。増え続ける一方の頼まれごとに、私は疲弊を差し出すことでしか乗り切ることができません。ウンウン考え、ヨロヨロ動き、ヘトヘトになる一方です。
すでにヘトヘトな私ですから「67歳で定年、再雇用でまだまだ働く」という、相談者さんのお父さまには、素直に頭が下がります。老いてなお盛ん、老いても気力が漲り続ける境地とは、私にはちょっと想像がつきません。
少なくともサラリーマンという、雇用を条件に「させられる」種類の仕事において、自身の衰えを内なる熱意でもって補えるとは、私にはとても考えられないのです。だから相談者さんのお父さまも、あえて「今から一軒家を買う」と家族に宣言することで、内なる熱意を外部化し、半ば強制的に衰えの退路を断とうとされているのではないか。虚弱な私は、ついついいらぬ心配をしてしまいます。
ただし仕事に熱意も意識も低い私でも、意欲や体力の衰えに対する処方を、ひとつだけ知っています。それは習慣です。ルーティーンと言い換えてもいいでしょう。とにかく長年続けてきた自分なりの段取りや行為は、意外なほどに自身の衰えを補完します。長年の習慣といっても、ご立派なものではありません。そもそも雇われの身ゆえですから、サラリーマンの習慣なんて、自ら意識して作り上げたというより、出社時間や勤務地や組織によって半ば強いられた、受動的なルーティーンがほとんどでしょう。
しかし、その習慣は時間を経るほどに驚くべき強度を発揮します。出勤し、仕事をこなし、昼飯を食べ、帰路につく。そこで繰り返されるあらゆる行動や段取りは、自分への最適化を極めていきます。「いつどこでなにをする」が固定された生活は、多少の不調や衰えにビクともしません。それゆえ確立しきった習慣やルーティーンは、時に「生きがい」とすり替わるほどに、スムーズなリズムと強度を私たちの人生にもたらします。長らく同じところに勤めた経験のある人は、頷くところがあるのではないでしょうか。
そういう意味で、相談者さんのお父さまは「平日は仕事、土日はパチンコ」が極度に硬化したルーティーンと化しているのかもしれません。しかもお父さまは熱意をもって、さらにおそらくは学歴社会への反骨心をもって、仕事に邁進されてきた。お父さまは平日の仕事の中でも、高度に洗練された習慣を大小さまざまに確立されていたはずです。
もくもくバリバリと働いてこられたお父さまは懸命に生きる中で、だれにも邪魔できない繰り返しを作り上げた。しかしその繰り返しは繰り返されるうちに固くなるあまり、自身も手が出せないような、不可侵のものになってしまった。だから定年後も「それをやめる」という選択が消えてしまった可能性は、じゅうぶんある気がします。「ゆっくりしたら?」とおっしゃる相談者さんのお母さまには、それをわかっていらっしゃる気配がします。
そのようなケースは、なにも珍しいことではありません。あなたの会社でもあなたの身内でも、習慣の強度ゆえに縛られ、続ける以外に選択肢を持たない人はたくさんいるはずです。人でなくとも「存続させること」が目的になってしまったルールや組織など、私が働く会社の中でさえ枚挙に暇がありません。大げさにいえば、人あるいは組織における習慣の強度を拠り所に社会をゴリゴリ発展させてきた日本は、その恩恵の反動として「変化がしにくい社会的習慣」を作り上げてしまったのでは、と思う時があります。
もちろん強度ある習慣も、それぞれ個人のレベルにおいては、なんら非難されるものではありません。むしろ尊いものです。老齢の職人の所作が無駄なく美しいように、熟年サラリーマンの仕事には一定の説得力があります。それはそれぞれが築き上げた歴史というべきものであり、だれかが否定できるものではありません。おそらく、子どもであっても、親の職業上の固い習慣を否定する余地はないでしょう。そこは人間の尊厳に関わることですから。
つまりは、長年続けた仕事をやめさせることは、だれにもできないのです。それどころか長年の習慣を切断するのは、本人にもできない場合がある。そう考えると、家族には労わり応援する以外にできることはないのでしょう。おそらく私たちは、ルーティーン化した仕事を、雇用が終わるとか体を壊すといった、第三者的無情な事情でしか終わらすことはできない。なかなかどうして、悲しい気持ちになってきます。
働きたいという意思に、打つ手はありません。どれだけ親を気遣おうとも、習慣が習慣を保持しようとする慣性の法則に、子は打つ手はありません。私も親がそういう状況に直面する年頃です。私も親に「仕事をやめろ」とはとうてい言えそうにないから、ただまぁ打つ手はありません。
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☆現在、入居者の皆様からのお悩みを大募集中!
【回答者プロフィール】
山本隆博
@SHARP_JPの運営者。どうでしょうをサラリーマン目線で見直すのが好きです。
病理医ヤンデル/市原真(44)
好きなどうでしょうはユーコンです。
どうで荘の放送室 第73回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第73回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見ながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板に書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・ところざわサクラタウンでのイベント終了しました
・藤村さんが1/6の夢旅人に感じた違和感(?)
・はじめましてのお客さまも沢山・・・
沢山の皆さんのご来場、誠にありがとうございました!
これまでの放送室もぜひ聴いてみてくださいね!
嬉野です。
この前の金曜日。私の喉の辺りの皮膚が盛り上がっちゃって、赤く晴れて明らかに化膿しちゃってて、大きくなっていくからね、これはおそらく体液だか膿だかが中でどんどん溜まっててそれが内側から皮膚を外側へ圧迫しててそれで痛くなっちゃってるんだろうと思ってましたら、とうとう昨日の夜に皮膚が裂けちゃって、そこから血が出ちゃって膿も出ちゃってするもんですから、これは放って炎症をこじらせても損だから「皮膚科に行かなきゃなぁ」と思ったんですが、なにしろ出張中のことで、東京は昔住んでましたからそれなりには詳しいつもりでも皮膚科のことまでは分からない。
そんな時にインターネット検索というのは便利ですね。私のホテルは赤坂だったので「赤坂 皮膚科」でさっそく検索したらいろいろ出てきて。でも、そういえば明日はあいにく土曜日で、どこの皮膚科もやってないんですね。そしたらそんな中に銀座だったんですが土日もやってるところがあって。ただ、名前がちょっと「○○色なんちゃらクリニック」とかいうもんで、「え?○○いろ?これはなんか怪しい美容系?」と一旦は構えたんですが、とにかく土日もやってるのはそこしかないからネットで予約して、今朝、行ってきましたら、これが実に感じのいい私好みのクリニックで。
なんかね、受付の方もナースの方もドクターの方もみなさん女子だったんですが重々しいところがなくて、気を使いすぎる言葉遣いもなく、どこまでもざっくばらんで、どこかぶっきら棒にも聴こえるそのもの言いにかえって熟練を感じましてね。懸案の内容物も出してもらったら痛みも和らいで、そのあと抗生剤を1週間分処方してもらって、毎食後と就寝前に飲むように言われて、あれから毎日1日に4回も抗生剤を飲んでるんですけど、この抗生剤が私の喉の傷に効くだけでなく私の身体の内部にひょっとするとあったかもしれないいろんな炎症まで消炎させてしまったのか、そういえば病み上がり後に止まらなくなっていた私のしつこい咳が、いつの間にかすっかり出なくなってて。お陰でえらい楽でね。わたしゃもうすっかりハッピーなんです。
で、そのクリニックの帰り際に「まだしばらく出張なんですか? なんか異変あったらいつでも来てくださいね。うちは毎日やってますから」なんつって言ってもらったもんだから、なんだか友達できたみたいな気分で私はそのクリニックをあとにしたんです。でも、あんまりないですよね。病院行って「ここの人らと友だちになりたいなぁ」みたいに気にいるなんてことね。
でも、思えば、患者でもなかなかいないと思うんですよね。「あのう、なんかここってとっても良いクリニックですね。雰囲気が。いやもう感銘を受けました」なんて、そんなことをわざわざ診察室で言葉にして言い出すやつはね。でも、私はねぇ、何屋だろうと気に入ったら言っちゃってるんですよね「いやもうほんと、素晴らしいですね」って。きっと、これも私の病気みたいなもんなんでしょうね。思ってしまったらもう黙ってられないというね。本日はまぁ、そんなどーでもいい話でした。
☆2022年12月3日更新しました☆
水曜日のおじさんたち アーカイブ動画まとめ
このページでは、どうで荘住民の方がお楽しみいただける「水曜日のおじさんたち」アーカイブ動画一覧をまとめています。
【注意事項】
以下の動画は関係者の皆様のご厚意により、どうで荘に入居(定期購読)いただいている方限定でご視聴いただけるコンテンツです。そのため、少しずつ、期間を限定しての公開となります。また、どうで荘ではご覧いただけないコンテンツもございます。予めご了承下さいませ!
また、外部へのURL及び動画の無断転載等は固くお断りいたします。 そのような行為が確認された場合、厳正なる対処を取らせていただくことがございます。 (どうで荘を強制退去いただく場合もございます、絶対におやめください!)
各動画を今すぐ!フルでご視聴になりたい方は、ニコニコチャンネル「水曜日のおじさんたち」にご入会下さい!
【幹部会】
【ゲスト回】
nao☆さん(negicco)【2022年11月配信】
本間昭光さん【2022年10月配信】
とにかく明るい安村さん【2022年9月配信】
鈴木啓太さん【2022年8月配信】
鳥越裕貴さん【2022年7月配信】
長洲小力さん【2022年4月配信】
打首獄門同好会さん【2021年7月配信】
佐久間宣行さん【2021年5月配信】
山田孝之さん【2020年12月配信】
藤村でございます。
イナダ組30周年記念企画「ライナス」の公演を終えました。お客さんの入りは残念ながら満席というわけではなかったけれど、とても熱心なファンの方が大勢いらして、千秋楽は楽屋で着替えをしてても拍手が鳴り止まず、3回目のカーテンコールに出たらスタンディングオベーションでした。
30年もやっていると、観客とのこんなハッピーな関係が出来上がるんですね。
そして私はすでに大阪におります。
12月16日からスタートする藤村源五郎一座「神面記」。織田信長の本能寺の変を題材としたお話です。ストーリーは大変面白い。そして、なにより今回も舞台装置がきれい。影絵とプロジェクター映像が全面に映し出されます。
劇場での公演ではなく、普段使っている稽古場をアート空間に替えて公演するヒストリアートの第二弾。少人数のお客さんしか入れない贅沢な芝居を是非!体感してみてください!
どうで荘の放送室 第72回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第72回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見ながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板に書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・YouTubeに公開された「おっさん会社員一人旅」のVlog
・既に第2弾、第3弾も収録済みです。「おっさん会社員」はいったいどこへ?
・気楽な一人旅と、まだまだ日本各地にある「いい場所」
どうで荘の放送室 第71回
住民の皆様、こんにちは。スタッフYです。
毎週金曜日にお届けしている「どうで荘の放送室」第71回です。
どうで荘の放送室ではほぼ毎週、日々の出来事からD陣がちょっと気になっていること、些細な雑談まで、放送室の設備を利用してD陣がどうで荘の住民の皆様に無理やりおみまいしております。
放送室では掲示板などに書き込んでいただいた内容などを見ながらまったりお話したりします。日常の些細なこと、考えたこと等、ぜひ掲示板に書き込んでみてください。
☆今週の放送室☆
・この冬、藤村さんは芝居で大忙し
・再演と新作、それぞれの難しさ
・皆様のご来場をお待ちしております!