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藤村です

日誌です

「ここキャン北海道」

今年はどの会場もほぼ定員いっぱいの40〜50人の参加がありまして、去年までとは賑やかさが違います。

夕暮れとともに、キッチンテントの前に並べたテーブルに少しずつ人が集まってきて、私の時間のかかる料理を待ちつつ、地元から差し入れられた肉や魚を焼きながらビールをグビグビと飲む。

メシがひと段落し、ランタンがあちこちに灯るころ、そのテーブルはそのまま「スナックひろ子」に変わり、みんなが持ち寄った酒が豪勢に並べられ、その横では焚き火がスタートして、嬉野先生を囲んでお焚き上げが行われ、やがてそこはオカリナの演奏会に変わり。

そして少し離れた場所では、威勢のいいかけ声と歓声に包まれてモルックが行われ、スタッフの食事を作り終えた金子が手作り品のワークショップを開くとそこに人だかりができ、かと思えば静かに自分のテント前で夜空を見上げている人もいる。

別に誰が決めたわけでもなく、誰が仕切るわけでもなく、自然発生的にあちこちに人の輪ができて、それは常に流動的で、それが夜明けまで続いていく。

ずっと終わらない。誰も終わらせようとしない。

それはとてつもなく自由で、そして平和な場所で、たぶん私はこういう場所を、子供のころからずっと作りたかったんだと思います。

誰かに決められたルールを守り、誰かに怒られないように注意し、誰かが悪さをしないように監視をして、そんな窮屈な日常の中で「楽しみを見つける」なんてことできるわけがないから、そんなものからすべて解き放たれた場所を作らないとダメだと、そう思うんです。

ここキャンは、そんな理想がカタチになってきていると思います。

だからたぶん、みんながてんでに行動しているあの風景を眺めているだけで幸せな気持ちになるんです。

 

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\寄合復活!みんなで乾杯!/

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