嬉野です。日誌です。
昨日は札幌ドームに出向いてHTB主催の「真夏の汗激フェス」に出かけまして、スープカレーのらっきょさんのご主人と藤村さんと私と3人でお昼からステージに上がりましてスープカレー談義を少々やりました。
そして、どーしたことなんでしょう。この汗激フェスティバル、お客さんの入りも、なんとなく芳しくありませんで
。札幌ドーム内は、ハッキリ申しまして、わりと閑散としておりまして、らっきょさんのスープカレーのブース以外、どのブースも大した列もできておらず、小さなお子さんが遊べる滑り台なんか遊びたいときに遊び放題で。
おまけにドーム内は空調が効いててすこぶる快適でね。そこで昼からビール飲んで寛いで。遊びにおいでになったみなさんの心にはほっこり余裕が出来ていたんでしょうね、皆さん、すこぶる長閑にされておりました。
せっかくのイベント開催だったんですが、とにかく場内は物が売れている感じもなかったので(人いませんから)イベントとしては、HTB、出店各方面、採算は合わなかったかもしれませんが、少なくとも来場されたお客の皆さんには、実に心地よく涼しい環境を提供してね、訪れた皆さんには間違いなくハッピーな週末をお過ごしいただけたはずでから、これは文字通りHTBは、社会の公器として、身を削って世間の皆様に奉仕するイベントを開催できたわけですから、実に良かったなと思うわけであります。
ドーム内には、「ここキャン北海道ブース」もあり、グッズを売る傍ら(ほとんど売れてませんでしたけどね)、ブース内には「ここキャン北海道」に参加されたことのある皆さんにはお馴染みの藤村さんのウェルカムキッチンも建てられており、私がコーヒーを淹れておりましたテーブルも置かれてまきて、ここキャンが再現されておりました。
そこへ、ここキャンに毎年来られております顔馴染みのお客たちがたむろしてね、ブースに根をはやしたように他所へ行くでもなく長閑に涼んでおられましたね。
「たしかにドームって妙な居心地の良さがあるんだなぁ」
と、私も実感してしまい。
だったら次にいつか「水曜どうでしょう祭」をやるんなら、全天候型の札幌ドームがいいなぁと思ったわけでございます。
さぁ、そして他にも、藤村さんたちHTBモルックチームとHTBの朝の情報番組「イチモニ・アナウンサーチーム」とでモルックのエキシビジョンマッチをやるなど、かなりマニアックなイベントになっておりましたが、私としても涼しい中、思いがけず長閑な昼下がりを過ごせて心ほんわかとなりましたので、とても良かったじゃないかと思ったのでありました。
そしたら今日の札幌は、一気に最高気温24℃くらいまで下がり、やたらと涼しくなっております。内地の皆さん羨ましいでしょう。
そういえば、千葉の勝浦も目の前の海が深くて海水温が上がらず風が冷やされて勝浦の町は毎年涼しい夏なんだそうですね。これはね、北海道の釧路の町も同じような仕組みで涼しいんだそうですね。
釧路の場合、北海道のあちこちが(根室とか帯広とか札幌とか北見とか)30℃越えの真夏日になるような猛暑のときでも、釧路の町だけは25℃を超えない涼しさが常にキープされるんだそうです。
事実、北海道でも、去年はサッポロでも夏の3週間ほど内地並みの蒸し暑い日が続きまして、夜も寝苦しかったんですが、釧路の町だけは、そんな時でも冷たい冷たい千島海流に風が冷やされて釧路の町を冷やすんだそうですね。だからその冷たい風が釧路の気温を25℃以下にキープしてくれるんだそうですよ。
だから避暑地としてハズレがない町なんですね。
それで、近年は、東京などにお住まいの方が暑い夏の間だけ涼しい釧路に移住して快適に過ごされるんだそうです。釧路で避暑ってのが今は流行ってるそうですよ。
まったく、時代の変化とともに何が宝物になるかは分かりませんね。
実際、内地の夏が、ここまで危険なほどに暑くなるとは思いもしませんでしたから。
そんな今、夏が涼しい釧路の町は夏の涼しさという資源に守られた町として名を知られるようになったわけですね。
でも、たしかに。電気を使わずに、勝浦の深い海とか、冷たい千島海流とか、そういった天然の冷たさで日本の夏を冷やすといった算段は、見つけられないもんですかね?
いっそ、夏の昼間の熱を蓄熱してしまうアスファルトを日本の地べたから全部剥がして、雨が降ったらネチャネチャの歩きにくい道になってしまう関東ローム層の土だって日本の技術でガッチガチに固めて、夏の太陽の熱をそのまま地面の奥まで運んで冷却してしまうとか。町中に木陰を作ってくれる街路樹をやたらと植えるとか、そんなことを思いついて日本の夏を涼しくしてくれる人が活躍する時代がくれば、そこにはなにか、久しぶりに未来というものを感じられるような、そんな気がいたします。
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