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藤村でございます。
日誌です。

名古屋もまた楽しかったなぁー。

フジ(ムラ)ロック。

好きな歌を大音量でかけて、大音量で歌う。客も一緒なって歌い、踊り、ブブゼラを吹き鳴らす。

ただそれだけのことなんだけど、ただこれだけのことを世間ではなかなか出来ない。

「それの何が楽しいの?」と、まずは疑問が浮かびますもんね。

「いやいや楽しいから行きましょう」と誘われても、自分が楽しめなかった時のことを考えると、そんな訳のわからないものは最初からやめといた方が無難。だから行かない。

でも口コミも良好で、みんなが行っているようなところにならすぐに行く。混んでいようが並んでいようが、自分だけ行かないと損したような気になるし、乗り遅れてるような気がするから。

これでは人生の楽しみの大半を大衆への迎合に費やすのみだよ。自分で楽しみを見つけて選択する能力がどんどん薄れていく。

でもここにいるみなさんは、そもそも「水曜どうでしょう」というわけのわからん番組にのめり込んでしまった人たちだから、そもそも自分で選択する能力に長けた人たち。

だから、フジロックのようなものも成り立ってしまう。

大衆に流されることなく「楽しいこと」を自分で選択し、選択したからにはそこに積極的に切り込んでいくから。

こんなこと、多くの人はできませんよ。

あなた方がいるから、フジロックもキャラバンもここキャンもできる。

あなた方がいなければ、私自身こんなわけのわからんものを心から楽しめない。

そして、この異常な積極性を持ったみなさんは、その力を周辺に伝播させてどんどん仲間を作り出す。

翌日の「寄り合い」もそう。

そうやって少しずつ輪を大きくして、ともすれば大衆に流されそうな自分をその輪の中につなぎ止めようと奮闘する。

そうなのよ。「ただ楽しむ」って、実は相当労力のいることなんだよね。

タバコ吸いながら何人かと話してたんだけどさ、「もし地球が滅亡する日が来たらフジロックやるから」と。「セルフコントロール歌って、ブブゼラの響きの中で最期を迎えてもいいな」と。絶対に悲壮感がないもん。おれはそれぐらいがいい。

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\寄合復活!みんなで乾杯!/

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