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藤村でございます。
日誌を書くのすっかり忘れてましたね。

土日は東所沢で実に愉快で幸福な時間を過ごしましたなぁ。

樋口了一さんのデビュー30周年ライブ。

ひとりの男の半生を歌で振り返る、みたいな感じでね、なんか贅沢な時間でしたよ。このままずっと聴いていられる、というかね。それぐらい、人の人生ってのは興味深い。それを知りましたね。

そしてほんと、♪1/6の夢旅人の新バージョン、作ってみてほしいわぁ。

♪永遠のラストショーで、なんかちょっと「終わり」を意識してしまったけど、ここへきて♪1/6の夢旅人がまた新たに作られるってのは、なんだかとても新鮮な気持ちになりそうで。

大泉洋の提案はさすがだな!と思いましたよ

そして翌日曜は玉田玉山講談会。

どうでしょう講談を始めてちょうど一年ってことになるんですね。でもまぁこの一年で実力がメキメキと上達して、なによりお客さんを完全に巻き込んで独自の講談を作りましたよね。

「どうでしょうを知らない人にはまったくもって何が面白いのかわからない」

という極まった特殊性を、演者も客も十分にわかっているからこそ、

「我々が盛り上がらないとこの芸は一瞬にして絶えてしまう」という危機感と

「絶やしてはいけない」という使命感があるわけで

ここに演者と客の共闘関係みたいな構造が成り立っているんですね。

この関係性はそもそも未知なる北海道のローカル番組であり、脆弱な制作体制で作られてきたどうでしょうとまったく同じ構造とも言えます。

つまりは、こういう共闘関係、共犯関係を楽しむ人々が玉山に付いたわけですから、そりゃもう盤石なわけです。

だから西表のロビンソンの話、なんてのはまさに「真剣に見てしまう人にしかわからない話」ですから、お互い大好物なわけですよね。

そしてデイリーポータルZの林さんとのトーク会。

いやもう「涙が出るほど笑う」「腹を抱えて笑う」というのは「こういうことだ!」って実体験しましたよね。

林さんのあまりに薄っぺらい、物事の表層しか舐めない発想力はすごいですよ。逆に奥深くて感心してしまいますもの。

あの林さんも同じく「うっかりすると絶滅してしまう」という危機感がありまして、それはともすれば「林さん率いるデイリーポータルZが絶滅してしまったら地球温暖化が一気に加速してしまう」と思えるほどの重要性を私は感じているんです。

とにもかくにも、東所沢のさくらタウンで過ごした週末は意義深いものでした。こればかりはその場に居合わせないと体験できない多幸感です。

コロナで、いろんなことを諦めることが身についてしまった我々ですが、やっぱりそれじゃダメですね。外へ出て、いろんなところへ足を運んで、自分から積極的に楽しむ、その姿勢こそが今生きている幸せを感じるための大事な方策ですよ。

ということで今週もまた大阪でイベントがありますから、簡単に諦めずに足を運んでくださいな。

待ってますよ。

 

(2023年12月13日 藤村忠寿)
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