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嬉野の日誌。
先日の土曜日の午後のこと。仕事とはいえ、ラパルフェの2人による水曜どうでしょうに異常に特化したモノマネを見てしまった。どんなモノマネか知らない人はYouTubeに2人の動画が上がっているから見たらいい。

もちろん「VIBANT」ではない。阿部寛、堺雅人の2人のモノマネではない。そんな全国区な2人のモノマネではなく、未だに知る人しか知らないローカルバラエティー番組「水曜どうでしょう」の、それも初期の頃の、つまり今から20年以上前の大泉洋、鈴井貴之のモノマネという特殊なものだ。

だが、もし、あなたが「水曜どうでしょう」好きなら見る方がいい。見れば初見で度肝を抜かれる。驚愕するのだ。初期の鈴井大泉にあまりにも激似だから。しかし、驚きはそれでは終わらない。

その驚愕の激似すら回を重ねて見るうちに観客の脳内ではすっかり織り込み済みのこととなってゆくのだ。

これは凄まじいことではないか。

モノマネなのに観客の主眼はモノマネを通り越してその先にあるものに魅了されてしまうのだから。

そしてモノマネを通り越してステージ上の2人の挙動に我々は20年以上経過したはずのロケ当時の鈴井大泉の2人を見てしまうのだ。

「これは走馬灯なのか」
「タイムトンネルなのか」

2人があまりにも当時の鈴井大泉だから、私の隣で食い入るように見ていた藤村忠寿も、これが芸であることを忘れるのか当時のロケ現場に精神が戻ってしまい、心の奥底にしまい込んでいたはずの、

「そうなんだよ!なぜ!そーなんだよ!」

と、わだかまりまでもが噴出し思わず酒が進んで悪酔いをしたあげく当時現場では言えなかったことまでステージの上のラパルフェに向かって吠え出す始末。

かくて劇場は騒然である。

これはヤバい。

これはヤバい芸だ。

いや、芸なんだか何なんだかもう分からない。魂を降臨させる怪しい黒魔術なのかもしれない。

とにかくラパルフェの2人のステージはヤバい。

この私ですら2人の舞台を見終わった後、ホテルに帰ってからくどくどと水曜どうでしょうの人間関係を振り返ってしまって大変だった。。。

いや、本当はこのことを書きたかったのだ。だが、こんなところでこの先を書き始めたらヤバ長くなりそうだから、この先は集英社の「KOTOBA」に書いてしまおう。

とにかく、そのうちまたラパルフェの「水曜どうでしょうモノマネ」は、どこかのステージで実演されると思う。

そのときは見た方が良い。
水曜どうでしょうを繰り返し見ているあなたなら、見た方がいい。驚愕と衝撃の体験に心身ともに興奮することになるから。

そして、その日帰ったら、あなたもきっと初期の水曜どうでしょうをまた見返したくなるのだ。

質量がデカいのは玉田玉山の「水曜どうでしょう講談」だけではないのだ。ラパルフェの「水曜どうでしょうモノマネ」もブラックホールくらいの巨大質量があるのだ。

そんなメガ重い衝撃の水曜どうでしょう芸が、どうして同じ時期に並び立つように出現してしまったのか。

謎だ。
水曜どうでしょうは謎を生み続ける。

その謎の答えが、もしかすると、この2組のチームの水曜どうでしょう芸の中にあるのかもしれない。と、その予感だけはするのだ。

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