藤村でございます
スマホに残ってる写真から当時の出来事を紐解いていこうというこの不定期連載。
2016年3月の写真からまいりましょう。
当時の私はフルマラソンを年に2回走っておりまして、そのひとつは「大阪マラソン」で、もうひとつがこの写真の大分県竹田で行われている「岡の里名水マラソン」なんですね。
どうでしょうファンの方々と「ヒゲマラソン部」というマラソン同好会を作りましてね、三度笠にブルーと茶色のボーダーのユニフォームという変わった格好をみんなで揃えて、さぁ!いよいよこのあとスタート!というときの集合写真ですね。
ところがこの中に、よく見るとひとりだけ違った格好をした人が紛れ込んでいるんですね。
日体大のユニフォームに身を包んでいるこの方は、どうでしょうフィギュアを製作している「ユニオンクリエイティブ」の社長、石井さんです。
石井さんは日体大の出身でございまして、毎度マラソンのたびに応援に駆けつけてくださっていたんですけれども、決して走ることはしなかった。
「いやいや、天下の日体大出身なのになぜ走らないんだ?」と、この日の前夜に酔っぱらいの私がからみつきましてね、「おれが日体大のユニフォームを作ってやるから明日、走れ」と、いうことで彼の白いランニングシャツ(下着)にマジックで描いたのがこちら。
さらに彼のはいてたパンツ(下着)がまさに日体大カラーのブルーだったので、「おー!まさに日体大じゃないか!」と
そしてさらに彼が着ていたウィンドブレーカーが、同じく日体大ブルーだったので、「よし!これ、腕の部分だけ切っていいな」と、いうことで有無を言わさず作り上げたのがこちら
駅伝のタスキも作りまして、完全なる日体大駅伝部のユニフォームを作り上げたわけですね。
酔っぱらいは怖いですね。
ということで、彼は翌日、母校のユニフォームを着てマラソン大会に出場したというわけです。
ま、とはいえ事前に登録もしてなかったんで、ところどころ並走して写真だけ撮ったということでございますけどね。
そんな悪ふざけをしていた2016年3月、大分県竹田での出来事でございました。
(2022年8月9日 藤村忠寿)