藤村でございますです。
あの、いつも通る帰り道があるんですけどね。
その道は舗装されてなくて、ちょっと雨が降ればすぐにぬかるんでしまうような黒土の道で、都会の中でそこだけ自然に囲まれた、雰囲気的にはちょっと薄暗いアフリカみたいな、そんな道があるんですよ。
そこを歩くといろんな生物が横から飛び出してきましてね、それに当たるとゲームオーバーみたいなルールをですね、自分で勝手に作って歩くんですけどね。
昨日の夕方、ちょっと買い物に出まして、帰りにその道を歩いてたら茂みにトラがいたんですよ。気付かれないようにそーっと歩いて「よしよしクリア」と、安心してたら今度は正面からトラがやってきて目が合ったんです。「ヤバい!」と思って戻ろうとしたら、さっきの茂みに隠れてたヤツが出てきて挟み撃ちになりまして、道を外れて走って逃げたんです。そこにちょうど岩場があったんでフリークライミングみたいに素早く岩をよじ登って、高さ2メートルぐらいですかね、岩の隙間に体を入れて、下から襲ってくる2頭のトラを久保のシュート並みにこう、足で蹴り出して必死に撃退しようとしたところで目が覚めましたね。
あのね、実際に足は動いてました。ベッドの横の空間を蹴ってました。ビンビンに足伸ばして。でもスペイン戦の反動でしょうかね、いくら蹴り込んでもトラに当たらないんですよ。で、思いっきり蹴っている最中に「あ」って短い言葉が出て現実に戻りましたね。
あれでしょう、途中から
「藤やん、なにを言ってんだ」
「あーもう意識が朦朧としてきてるぞ」
「早く誰か助けに行かないと」
と思ったでしょう。
違うんですよ。寝る前に「インセプション」って映画を見てたんです。デカプリオさんと渡辺謙さんが出てる「他人の夢に忍び込む」っていうSFチックな映画ですね。それとジャングルのトラとアフリカとオリンピックが混ざったんですね。
ホント他人の夢なんて「で?な話」ですから、わざわざ書く必要はないんですけど、この10日間は、その日思ったことをなんでも書いていこうと思ってますからお付き合いください。
だってそれぐらいしかやることないんだもん。
でね、まだ妖精になって3日なんですけど、妖精から見るとこのコロナ騒動ってのが、どうにも釈然としない、ということを今日あたり思い始めているんですよね。
このことは、もう少し自分の中で整理されてからちゃんと書こうと思いますけど。
なんていうか、
人間(あなた)にとって大事なことはなにか?
という、最も根元的な部分を、未知のウィルスみたいなものに対しては、改めてみんなが見つめる必要があるんだけど、こんだけ大騒ぎしてるのに、そういう面倒くさい思想の深層には行きつかない、行き着こうともしない、というところに釈然としない、という感じなんです。
はい、本日の体温36.7度
血中酸素濃度96
藤村、体調問題なし。
以上。